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特定調停による方法と任意整理による方法

Posted On 1月 6, 2017 at 1:15 pm by / 特定調停による方法と任意整理による方法 はコメントを受け付けていません。

特定調停による方法も任意整理による方法と似ていて、おのおのの債権を有する者へ借金の返済を行っていくことを前置きとした借金整理の選択のことをいいます。わかりやすくいうと裁判所がやる負債の整理といえます。この特定調停という方法も任意整理による処理と似ていますが自己破産とは異なってある部分のみの負債のみを処理することが可能なため連帯保証人が付いている負債額を別として整理をしたい場合やマンションのローンを除いて整理していく際などでも用いることも可能になりますし財産を手放す必要がありませんので、マイカーや不動産などの資産を所有しているものの処分したくない場合でも活用可能な借金整理の手順になります。

ただし、手順を踏んだ後返済が必要となる額と現実の所得を検討して妥当な範囲で返済の計画が立つようである場合は特定調停での手続きを進めることは問題ありませんが、破産申告のように返済義務自体が消滅してしまうというわけではありませんので、お金の金額がだいぶある状況では、残念ながら特定調停による選択肢を選ぶのは困難であるということになるでしょう。

いっぽう、特定調停による解決は司法機関が中に入るため専門家に見てもらわなくても不利になるようなことはないという点や解決するための費用を圧縮できるという利点はありますが債権者からの督促に対して本人が回答していく必要がある点とか実際の裁判所にことあるごとに通う手間がかかる等の覚えておきたい点もあります。

なお、任意整理による手続きとの比較点ですが調停が終わる段階で同意に達しないといった場合は金利を全部含めた状態で返していくことが求められるという点やあとから見ればそれら債務者に対し払う額が任意整理の場合と比較して割増しになる傾向にあるなどといった覚えておきたい点もあります。